
17歳の夏休み、右足をガングリオン(※)の摘出手術をした。これが人生初の入院であり手術経験だ。
ガングリオンとは、関節の周囲にできるゼリー状のコブで良性の腫瘤。
関節にある滑液という液体がたまってできるのではないかといわれているけれど、詳しい原因はわかっておらず。
良性だとコブが勝手に破裂して自然と消えたる。悪性だと手術をして取り除く必要がある。大半は皮膚の直ぐ下あたりにできるので、皮膚をペロッとめくってガングリオンをサクッと切り取って終わるくらいのなんてことない手術なんだそう。
ではボクの場合もサクッと切り取って終わったのか?残念ながら、思いの外苦戦したと、当時の執刀医師からは聞いている。
そもそもガングリオンができた場所は「内踝の下」というややイレギュラーな場所で、且つ全部を取り除くのが難しいくらい筋肉と筋肉の間に埋まった状態になっていたんだとか。周りの血管や神経は長い間圧迫されていたからか、機能がやや弱くなっている。と説明された。
手術前、歩きにくいのはガングリオンの痛みのせいかと思っていたけど、神経機能がやや弱くなっていたことが要因だったのかもしれない。今となっては何もわからないけれど。
ボクにとってはこの手術が、未だにトラウマになっている。
手術は下半身麻酔を使ったのだけど、なかなか効かなかったみたいで、通常より量を多めに使用したらしく、術後は半日かかっても麻酔が切れず大騒動となった。術後も経過状態が良くなく、退院した後も暫く通院をしていた。
どの季節でも、まるで骨折でもしたかにような激痛に襲われ、手術痕の周りの皮膚色がどす黒く、傷も真っ赤に浮かび上がっていたため、気になって術後の経過が芳しくないと執刀医に訴えてはみたが、「手術に問題は無い。取り残した半分が影響して痛いのだろうが、それ以上は神経が危ないから取り除けないので、自然破裂を待つしかない」と言われてしまい、再手術にはならなかった。
鎮痛剤で痛みを抑える方針となり、鎮痛剤投与のために1年も通院をしていた。
手術後に皮膚がどす黒くなるのが、事例として有ることなのかは謎。またホントにこの手術は問題がなかったのかは、今となってはわかる術もない。