Nebosukeの引籠り部屋

日常で思ったことを気ままに書いてる”ボヤきブログ”です。

ごめんなさい。

 

「とりあえず検査を・・・」の病院はあったが、「異常はないですね。他をあたってください」ばかりで、何一つ進展はなかった。

「原因究明に進展がない」とは逆に、異変だけはしっかり日々進んでいた。
右足がピクリとも動かなくなっただけでも異常なのに、遂には左足にも膝から下が鈍くなったのだ。触っても布1枚掛かった上から触られているような鈍さになってしまった。

熱湯事故から1年。20歳を迎え成人式の歳になった。
年明け早々から、TVで流れるニュースは成人式一色。

父は成人式の話題が流れる度にTVのチャンネルを変えたが、母は「写真だけ取ればいいじゃない。」と提案したが、父は「写真残せばいいってもんじゃもないだろ!周りの子達が味わっている雰囲気をコイツは味わえないんだぞ!お前の発言はあまりにも無神経だろ!」と母を怒鳴った。そんなやりとりが年明け早々から暫く続いた。

親の気持ちはありがたいが、正直なところ、ボク自身は成人式にも着物にも全く興味がなく、内心「どうでもいい」と思っていた。でも言える雰囲気ではなかったし、言ってはいけないような気がして、ひたすら貝になっていた。

ボクの勝手な解釈だが、「成人式」とは「子の旅立ち」と同時に親の「子育て卒業式」でもあるとボクは思っている。

人一人を育てることは簡単な事ではない。
子育てとは神経も頭も使うのだから、とても大変なことだと思う。だからこそ、「よくここまで育てました。大変よくできました」という【子育て卒業式】であり、夫婦だけの第三の人生をスタートする晴れの日だと思っている。

だから、両親には笑顔で【子育て卒業式】を迎えてほしかった。なのに・・・両足不自由になったボクがぶち壊してしまった。

親不孝者でごめんなさい。

 

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