Nebosukeの引籠り部屋

日常で思ったことを気ままに書いてる”ボヤきブログ”です。

障害だって個性だよ

これはあくまでもボクの経験に基づいた見解なので、誤解をしないでほしい。

「五体満足健康に揃っていて、自由に自力で動かせる」体の持ち主を、世間でいう【健常者】ならば、「下半身麻痺」のボクは【障害者】だ。

【健常者】にとって【障碍者】は「かわいそう」に映るようで、どこに行っても「かわいそうね」と同情の目を向けられ、近隣の人々には【欠陥品として産まれてかわいそう。お母さんが丈夫ではなかったのね】と、親まで侮辱される始末。

そんな扱いに辟易していたボクにとって、兄と祖父(母方)は心のオアシスだった。

「誰だって、できない事くらいあるでしょ?見た目も能力も得手不得手も何もかも、人それぞれ違うでしょ?お前の足だって同じだよ。欠陥じゃない。個性だよ。」と、言っていた。

アレやコレやと手伝ってしまう両親とは違い、「工夫すればできるでしょ?やってごらん」と甘やかさなかったのも、家族・親族内ではこの2人だけ。

「アイツは自分でできる」と、手伝う両親を止めたのも兄だった。

この感性は、人の痛みが分かる「憂いる心」を持っている証。人が社会に出て人間へ成長するために世に揉まれている最中に失くしてしまいやすい感性だとボクは思っている。だからどうか兄よ、この素晴らしい感性を失くさずに、ずっと持ち続けてください。

 

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