
職場でも、家族間でも、夫婦間でも、友人・恋人間でも、面識ない人でも親切にされたら、素直に「ありがとう」を言葉にして伝える。そんなのは誰もが知っている感謝を表した言葉だ。子供でも習う礼儀作法。近い間柄であればあるほど、長い付き合いであればあるほど「今更言わなくても伝わっている、察してくれる、理解してくれている」と思っている人が世の中には多いように感じる。
夫婦間。
働いている者が偉いなんてことはない。
専業主婦(主夫)は家に居て一日時間があるんだから・・・なんて言われがちだけど、洗濯・買い物・ゴミ捨て・掃除・ご飯の支度などなど、一日なんてあっという間に終わるくらい家事に終わりはなし、ハードな肉体労働だ。
キレイな服が着れるのも、お腹が満たされるのも、家の中が散らかって無いのも、全ては家庭内を整えてくれる人のおかげ。だからこそ、労いの「ありがとう」を伝えよう。
職場の内勤。
外回りをして契約を取ってくる「営業」が花形扱いされる傾向が、業種にもよるけれど、まだまだ強いなとボクは内勤職時代に感じた。
確かに、商談をまとめてくるることは大変だ。
「成功させれば会社の利益になる。」と、ノルマの達成率がとても分かり易いポジションなのかもしれない。けれど、営業が仕事をスムーズ運べて契約を取ることに集中できるのは、仕事場環境を整えてくれる内勤がいるからだという事を忘れてはならないのではないだろうか。
「それを処理するのがお前の仕事なんだから、やるのは当たり前だ。やらずに給料貰ってたら給料泥棒だろ」と、ボクは内勤時代に散々言われたけれど、「それがお前の仕事(ポジション)」なのはお互い様。役割をキチンとこなしていければ「給料泥棒」なのもお互い様だ。
人間同士の付き合いとは互いに感謝の心をもち助け合うからこそ成り立つ。言わなくても・・・なんて、自己中心的で傲慢な考え方だと思う。テレパシーや脳内を覗けるスキルがあるわけじゃない。思ってるだけでは何も伝わらない。「伝えない=思ってない」と言ってるも同然だ。
「今更言葉にするのは恥ずかしい」なんていう人もいるが、照れる意味が分かんない。
礼儀を欠く方がよっぽど恥ずかしいことだと、なぜ思わないのだろう。
言葉は言霊。
照れずに、濁さずに、物でゴマかざすに、「言葉でしっかり伝える」ことがとても大切だと思う。