Nebosukeの引籠り部屋

日常で思ったことを気ままに書いてる”ボヤきブログ”です。

父の想い


父も、母の退職と同時期に転職をしていたことを随分後になって知った。

私の足に異変が始まる前まで、父は自営業を営んでいたしダンプの運転手だった。
ダンプの運転手とはいわゆる「土木業」。
当時は建設現場が多く、廃材を捨て場に運ぶダンプの繁忙期は梅雨明けの夏が多かった。
繁忙期は日勤だけじゃなく夜勤や遠出もあるため、1日中帰って来ないことも頻繁にあった。けど、私の症状が悪化し、呼吸困難で夜中に救急搬送されることも増えたため、自営業の看板を降ろして、日中だけの配送業へ転職していた。

また、手放したのはダンプだけではなかった。
ほぼ寝たきり状態まで悪化した私を快適に病院へ連れて行けるようにと、車も大きめのワゴンタイプへと買い替えていた。

「お父さんが突然、車を○○に買い替えよう!と言い出して。そこからはあっという間買い替えて、アイツが喜ぶって言っては貴方の好きなグッズを買い込んで、鼻歌を歌いながら車に配置してたよ。あんなに配置したら貴方の場所が狭くなるのにね(笑)」と、母上は車で私の足の下と背中に置くクッションを作りながら、そう笑って言っていた。

車好きの父上。
ダンプも自家用車もあんなに楽しそうにカスタマイズをしていたのに、ボクのせいで全部全部破棄させてしまった。

ごめん。
奪ってばかりの親不孝者でホントにごめんなさい。

 

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