新たな治療法
通院を再開し、通う科が「神経外科」へ移動。そこである仮説が言い渡された。
仮説はこうだ。
きっかけは、初めて手術への緊張による血管の萎縮。
術後は暫く述部を固定し安静生活を送るから、当然体は動かさない。その影響で筋肉も固まる。結果、委縮した血管が元の太さに戻りたくても、固まった筋肉が壁となり戻れなくなってしまったことで、血流が末端まで循環できなくなっているのではないか。
きっかけだけ考えたらその仮説は的外れではないと思う。が、「麻痺の範囲が拡大していく」については、その仮説は当てはまらないのでは?と、解消されない疑問が残る。
医者としては最早、服薬ではどうにもならなくなったのだろう。何らかの「理由」を立てて他の治療に変更したかったんだと思う。
血流を改善して抹消の血行を良くすれば麻痺が改善する可能性もあるということから治療方向は【血流改善】1点に絞られた。