Nebosukeの引籠り部屋

日常で思ったことを気ままに書いてる”ボヤきブログ”です。

下半身交換神経ブロック

治療の方向は「血行改善」なので、新たな治療法は【下半身交換神経ブロック(※)】という治療方法となった。
最初に麻痺が発生したのは19歳。下半身ブロックの治療に辿りついたのは23歳。時は4年も経過していた。

この頃のボクはもう、正常に稼働しているパーツがほとんど無いと言っても過言ではないほど酷い状態だった。
下半身は完全に機能停止、右上半身も麻痺、耳も三半規管がダメになり、ノイズのような割れた音でしか聞こえてない。右目はずっと結膜炎、左目は光しか見えてない目蔵。最早生きているのが不思議なくらいだった。

医師曰く、複数回投与する必要があるのでリスクはあるとのこと。
そのリスクとは、脊髄から強い薬を投与するため、周辺の骨を溶かしてしまう可能性があること。また、何度も投与するので皮膚を傷める可能性があるということだったが、これ以上失うパーツなんてほとんど残って無いのだから、全く怖くはなかった。

(※)交感神経ブロックとは

腰下肢痛や椎間板ヘルニア、血流障害・術後瘢痕痕疼痛症候群・がん性疼痛などの治療に用いります。
「血行改善効果」などにより痛みを緩和し、またこれらの作用に基づいて、「痛みの悪循環」を断ち切る事で、血流を改善し患部の自然治癒力を高める効果もあります。
また神経ブロックとは一度の治療で完治するものではなく、複数回実施するのが一般的です。

 

←前へ  次へ→